こんな症状でお困りではありませんか?

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いぼ

「いぼ」は、皮膚から盛り上がっている小さなできものを指す俗語です。
皮膚科医が「いぼ」と言う場合、通常はウイルスが感染してできるいぼ(ウイルス性疣贅)を指します。その他にも、みずいぼ(伝染性軟属腫)や中年いぼ(糸状疣贅)や年寄りいぼ(老人性疣贅あるいは脂漏性角化症)など多くの皮膚病があります。皮膚がんの場合もありますので、安易な自己診断は禁物です。「いぼ」はヒトパピローマウイルスが皮膚・粘膜に感染して生じる良性腫瘍です。ヒトパピローマウイルスは100種類以上確認されており、感染するウイルスの種類によって、症状が異なります。ウイルス性いぼの中で最も多いのが尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)です。他に扁平疣贅、足底疣贅、尖圭コンジローマなどがあり、その部位と外観から診断できます。 
尋常性疣贅は、年齢を問わず発症しますが、特に学童期の子どもに多いとされています。体中どこにでも発症しますが、手や足の裏によく見られます。
治療は、液体窒素での凍結療法が一般的です。一度で完治しないことも多く、通院が必要です。