2026.09.23
- その他
インフルエンザ予防接種
インフルエンザの予防接種をしても、絶対に感染しないわけではありません。
しかし予防接種をすることで、インフルエンザウイルスが体内に入ってきたときに発症を防ぐ効果があります。厚生労働省によると、6歳未満の子どもを対象とした2015〜16年の研究では、インフルエンザ予防接種の発症防止に対する有効率は60%と報告されています。
また、インフルエンザ予防接種を受けることで、発症したときに重症化するリスクを下げることもできます。
インフルエンザの予防接種をしてから、体内で抗体が作られるまでには2週間ほどかかるとされています。
また、初めて注射ワクチンを受ける子どもや接種歴がはっきりしない場合には、1回目の接種から少なくとも 4週間以上の間隔をあけて2回目接種を行うことが望ましいとされています。
子どものインフルエンザ予防接種は何回必要?
注射で接種する子どものインフルエンザ予防接種は、1回だけでは重症化を防ぐために必要な免疫ができず、十分な効果が期待できません。そのため厚生労働省や日本小児科学会は、集団全体の感染拡大を防ぐことや流行期間の長さを考慮し、生後6ヶ月〜12歳(13歳未満)の子どもは2回接種することを推奨しています。
ただし1回の接種でも、一度も接種をしないよりは発症や重症化を防ぐ効果はあると考えられます。
世界保健機関(WHO)と、アメリカ疾病予防管理センターの予防接種諮問委員会(ACIP)は、次のような指針を示しています。

この考え方は世界的に広く取り入れられており、海外では「原則は1回接種で十分。ただし初めてワクチン接種をする9歳未満の子どものみ2回接種」という推奨が採用されています。
1回接種と2回接種、どちらがより効果的?安全性の比較
これまでインフルエンザ予防接種を受けたことのある子どもは、1回の接種でも十分な免疫が得られることが複数の研究で明らかになっています。
一方で、2回接種を行うことで抗体がより安定して維持されやすいという報告もあります。
日本国内でも、「1回の接種で2回接種とほぼ同等の効果が得られる」とする研究結果が報告されており、国内の方針も徐々に見直されつつあります。
なお、副反応の内容や発生頻度は、1回接種と2回接種で大きな差はないとされています。
まとめ
ご家庭で接種回数を選ぶ際の目安
- これまでに2回以上の接種歴があるお子さん → 1回の接種でも十分な効果が期待できる
- 接種経験が少ない、初めてワクチンを受ける → 1回目から4週間以上あけて2回接種が推奨
- 「確実に備えたい」「試験や大事なイベントがある」などのケース → 2回接種がおすすめ
また2024年から、鼻から噴霧する経鼻タイプの生ワクチンが、2〜18歳の子どもを対象に接種できるようになりました。この経鼻ワクチンは生ワクチンで、接種後に得られる免疫が強いため、接種は1回(左右に1噴霧ずつ、合計2噴霧)で済みます。
ご不明な点や判断に迷う場合は、医師や看護師までお気軽にご相談ください。