こんな症状でお困りではありませんか?

こんな症状でお困りではありませんか?

帯状疱疹・ヘルペス

帯状疱疹

体の左右どちらか一方に、ピリピリと刺すような痛みと、これに続いて赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状にあらわれる病気です。この症状から帯状疱疹という病名がつけられました。
帯状疱疹は、体の中に潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こります。水ぼうそうにかかったことのある人なら、誰でも帯状疱疹になる可能性があります。

  • はじめて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染したときは、水ぼうそうになります。
  • 水ぼうそうが治ったあとも、ウイルスは体内の神経節に潜んで残っています。
  • 加齢やストレス、過労などが引き金となってウイルスに対する免疫力が低下すると、潜んでいたウイルスが再び活動を始め、神経を伝わって皮膚に到達し、帯状疱疹として発症します。
  • 帯状疱疹の人から、他の人に帯状疱疹としてうつることはありません。水ぼうそうの予防接種をしていない乳幼児などには、水ぼうそうとしてうつる場合があります。

治療は、抗ヘルペスウイルス薬を中心に行われます。抗ヘルペスウイルス薬はウイルスの増殖を抑えることにより、皮膚症状や痛みなどをやわらげ、治るまでの期間を短縮します。さらに合併症や神経痛などの後遺症を抑えます。抗ヘルペスウイルス薬は、発病早期に服用を開始するほど、よく効きます。帯状疱疹を疑ったら、早めに受診してください。

ヘルペス

ヘルペスウイルスが原因の感染症で、体のどの場所にも感染し、皮膚に水ぶくれを起こします。代表的なものとして、唇の周辺にできる「口唇ヘルペス」と、性器周辺にできる「性器ヘルペス」があります。風邪をひいたり、熱がでたり、紫外線を浴びたりしたことが誘因となってできるので、熱のふきだしとも言われます。この病気は、子供の頃家族間で感染し、潜伏感染している場合が多く、体の抵抗力が低下すると潜伏していたウイルスが暴れ出し、再発を繰り返すのが特徴です。症状としては、小さな水ぶくれがいくつかできて、痛がゆい状態が続きます。やがて水ぶくれが破れてかさぶたになると、1〜2週間ほどで治ります。治療は、抗ヘルペスウイルス薬の飲み薬が効果的です。

  • ▼初感染

    多くは子供のころにヘルペスウイルスに感染し、気づかない場合もあります。大人になってから初感染すると、症状が重いことが多く、再発を繰り返しやすいと言われています。