キレイな肌の条件として「潤っていること」が挙げられます。整ったキメ、ツヤ、ハリは潤いの上に成り立っています。では、キレイな肌はどうなっているのでしょうか?
肌の美しさのカギを握る「角質層」
皮膚の表面では、深部で作られた細胞が、外側へ移動しながら変性、角質層に達して角質細胞となり、剥がれ落ちていきます。この一連の流れをターンオーバー(肌の新陳代謝)と言います。
肌の美しさのカギを握るのがいちばん外側にある角質層です。バリア機能と保湿機能という大切な役目を果たしています。
バリア機能は2つあり、1つは、ほこりや細菌、化学物質などの外部刺激が入るのを防ぐ働き。もう1つは、体内の水分が過剰に蒸散するのを防ぎ、乾燥するのを防ぐ働きです。
角質層では角質細胞がレンガのように積み重なっていて、細胞と細胞のすき間を細胞間脂質が埋めています。角質細胞の中には天然保湿因子があり、水分を角質層に供給する働きをしています。これが保湿機能です。
角質層がこのような十分なバリア機能と保湿機能を兼ね備えていることで、肌の美しさは保たれています。
長くなるので次回に続きます。